全てが愛おしく思えた日(見知らぬおじさんを含む)

初めまして。シオリと申します。
嫁のアカリちゃんの友達です。
今回は、私が魔女のお姑さんのヒーリングを
初めて受けた時の体験談を
皆さんにお伝えしたいと思います。

目次

魔女に相談してみない?

2021年1月。新型コロナウイルスの流行は拡大するばかりで、
帰省も旅行もできず、人生で初めて、一人でお正月を過ごすことになりました。
何をして過ごそうかと考えていたら、
「姑に何か相談してみない?」と、アカリちゃんから連絡が来たのです。

聞けば、いわゆる見えないものが見える魔女さんなんだそう。
その場の勢いに任せ、私は魔女のお姑さんにヒーリングをしてもらうことになりました。

とりあえず、当時婚約中だった夫との相性でも聞いてみようかな、
と思っていましたが、同時に浮かんだのが、姉のこと。
姉に会うとその態度や言動に傷つくことが多く、関係に悩んでいました。

ヒーリングには顔写真があるとやり易いということで、
私の写真と、当時婚約中だった夫の写真を送りました。
そのあと、「ついでにこれも・・・」みたいな感じで姉の写真を送りました。
事前に伝えた情報は、名前と写真、これだけです。

ヒーリング当日

とにかくその日はソワソワと落ち着きませんでした。
お姑さんからの電話を待つ間、緊張から何度もトイレに行きました(笑)
そして掛かってきた電話に出ると、何とも優しく明るいお声。
「なんか、緊張してる?」と聞かれ、
「はい!緊張してます!!」
とガチガチで答えたことを今でもよく覚えています。

そして、それ以上何も聞かずにヒーリングスタート。
お姑さんから、「姉ちゃんのことで悩んでるんでしょ。」と一言。

図星でした。
この一言を聞くまで、
姉のことは聞けたら聞こう、くらいに考えていました。
「いや、えっと、婚約者との関係も・・・」とか言って
姉のことをごまかそうとする私がいましたが、
お姑さんに私の悩みは全てお見通しでした。

うちの姉は、一言でいえば「暴君」で、
私は子どもの頃から、
姉が家庭で大暴れする代わりに「良い子」でいなければならず、
家族のために我慢し続けてきたということ。

それを続けた結果、
周りのために自分を犠牲にする癖が染みついてしまい、
大人になった今でも生きづらさを抱えていること。

子ども時代の辛い記憶、いわゆるインナーチャイルドが
私の中にたくさんいて、泣いていること。

これまでの思いを全部吐き出して、
泣いている自分を「がんばったね」と
認めてあげる必要があること。

ヒーリングでは、こんなことを教えてもらいました。

お姑さんと電話するなかで、
涙が出たり、お姑さんの言葉に大笑いしたり。
泣きながら笑ってぐちゃぐちゃになりましたが、
ヒーリングを受けてとてもスッキリしました。

こたつ布団に吐き出してみた

ヒーリング終了後、早速自分の思いを吐き出してみることにしました。
まずは、いらなくなった紙に自分の思いを書きなぐりました。
悲しかったことや、本当はこうしたかったという気持ち、
幼少期の記憶を辿り、思いつく全てを泣きながら書きました。
そうするうちに、こたつ布団に顔をうずめて叫んでいました。

「なんで私ばっかり我慢しなきゃいけないの!!!」と。

これが心の声なんだな、本当はこんなことを思っていたんだな、とつくづく思った瞬間でした。

コンビニへの道すがら、見かけたおじさんが愛おしい

一通り吐き出し終え、スッキリしたので、
「そうだ!コンビニスイーツを買いに行こう!」と思い立ち、
泣いてバンバンに腫れたまぶたでコンビニに向かいました(笑)

外にでると、目に映る全てのものが愛おしく感じました。
建物、木、空、道行く見知らぬおじさんまで。
愛おしくて、嬉しくて、泣きたいような、笑いたいような、
そんな不思議な感覚でした。

その街は仕事のために赴任してきた街でした。
仕事が辛かったので、その街もそんなに好きではありませんでしたが、
その瞬間は、自分の脚でここまで来たんだ!という充実感に包まれて、
街の景色全てが愛おしく思えました。

あなたは心の声を聞けていますか?

ヒーリングを受けて、何かが変わったか、と聞かれると、私は変わったと思います。
それは目に見える大きな変化ではなかったのかもしれません。
でも、自分の心の声に耳を傾けようとしたり、
「こんな自分でもまあいいか」と思えたりすることが、前よりは増えたと思っています。
無理やり「これも私!OK!」と思い込もうとしていることもありますけどね(笑)

そして何より、自分のことを深く知りたい、大切にしたいという気持ちが芽生えました。
私には、聞けていない心の声や、心の傷がまだまだあるかもしれませんが、
じっくりと時間をかけて向き合っていきたいと思っています。

あなたも、時々は自分だけの時間をとって、
心の声にゆっくりと耳を傾けてみませんか?


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